検査
■終夜睡眠ポリグラフ検査
脳波、眼球運動、筋電図、心電図、鼻口の気流、呼吸運動、動脈血酸素飽和度、気道音(イビキ)などを測定できる各種の電極やセンサーを装着し、一晩にわたって記録する検査。睡眠障害の診断や治療効果の判定を目的として実施する。最低1泊の入院検査です。
■簡易型終夜睡眠ポリグラフ検査
鼻呼吸、気道音(イビキ)などの呼吸状態、動脈血酸素飽和度を一晩にわたって測定する検査です。携帯型の機器を家庭に持ち帰り、在宅で実施します。睡眠状態までは測定できませんが、睡眠時無呼吸症候群が疑われた際、終夜睡眠ポリグラフ検査や治療方針の決定のために行う簡易検査です。
■反復睡眠潜時検査(MSLT)
脳波、眼球運動、筋電図を測定しながら、日中2時間おきに、4回または5回(各20分)、眠気の強さ(眠りやすさ)を客観的に評価する検査です。眠りやすさを知るために「眼を閉じて横になり、眠ってください」と指示されます。一般的に、終夜睡眠ポリグラフ検査の翌日に行います。
■覚醒維持検査(MWT)
脳波、眼球運動、筋電図を測定しながら、日中2時間おきに4回(各40分)、眠気の強さ(覚醒を維持する力)を客観的に評価する検査です。覚醒を維持する力を知るために「座ったままで出来るだけ起きていてください」と指示されます。