レム睡眠行動障害

健康時にはレム睡眠中に筋肉が脱力しますが、レム睡眠行動障害では脱力が生じなくなります。そのため、夢(多くは悪夢)の中での行動をそのまま行ってしまう睡眠病です。寝言を言う、寝具をまさぐるなどの軽いものから、叫ぶ、立ち上がる、殴る蹴るなどの激しい行動が見られる重症型までさまざまです。時には、家具や柱にぶつかって怪我をしたり、ベッドパートナーに暴力を振いケガを負わせたりすることもあるので要注意です。50歳以降に発症し、一般成人の0.38%、高齢者の0.5%程度でみられます。パーキンソン病、レビー小体病などの神経変性疾患の前駆症状としても有名な病気で、早期発見のためにレム睡眠行動障害のある方は定期の診察をお薦めします。